【おむすび第10週(49)】「人それぞれでよか」感想レビュー:つまらない理由を徹底解説
「おむすび冷たいチンして」問題の考察
第10週で描かれた主人公・結の反省点に対し、多くの視聴者から「本質を見誤っている」という意見が上がっています。結が「冷たいおむすびを温かく提供する」ことを目標にした点が批判の対象です。視聴者からは、「冷たいおむすびでも感謝する心を伝えるべきでは?」という声が寄せられており、震災時のおむすびのエピソードが活かされていないという指摘もあります。
震災エピソードと主人公の目的設定の矛盾
震災時に受け取ったおむすびの記憶をもとに栄養士を目指す結ですが、その目的が「野球選手の恋人のため」という恋愛絡みである点が不自然と感じられています。「震災の記憶を原点にするなら、栄養士の目標にもっと深みを持たせるべき」との意見も。視聴者は、冷たいおむすびを感謝して受け取った過去があるはずなのに、それを否定するような展開に違和感を覚えています。
真紀のキャラクター設定への違和感
第10週では登場人物・真紀の描写にも批判が集中しました。神戸出身の清純な中学生として描かれるはずの真紀が、不自然にギャル化した設定に「説得力がない」との声が多く上がっています。視聴者の中には、「安室奈美恵に憧れる時代背景を表現しているとしても、ギャル化は過剰」と感じた人が少なくありません。
味のバラつきと料理描写の現実性
料理描写についても「グルメ漫画のような展開」という意見が寄せられました。特に、大鍋で調理する際に味が均一にならない問題に対し、「現実的な対応策や調理知識が描かれていない」との指摘があります。視聴者はリアルな描写を期待していただけに、この点に不満を抱いています。
結の言動とナベさんへの対応の無神経さ
神戸に戻った結がナベさんに対して感情的に接するシーンも批判されています。「悲しみに暮れる人に対して土足で踏み込むような言動は無神経」との意見が多く、視聴者の間で不快感が広がりました。感情表現を描く意図があるにせよ、視聴者に共感される方法で描く必要があると考えられます。
主人公の成長物語としての問題点
結の行動や成長過程について、「ダメな主人公が失敗を乗り越える成長物語」として楽しめないとの声があります。特に、入学間もない未熟な状態で子どもたちに料理を提供する設定が「無責任」と批判されています。「不特定多数の子どもに料理を提供する責任の重さをもっと丁寧に描くべき」との意見が多く見られます。
総評:つまらない理由と改善の余地
第10週「人それぞれでよか」では、テーマやキャラクター設定、物語展開に多くの課題が見られました。視聴者の意見からは以下の改善点が浮かび上がります:
– 主人公の目標設定や行動に一貫性を持たせること。
– 登場人物のキャラクター性をリアルかつ説得力のある形で描くこと。
– 料理描写や震災エピソードにもっと現実的な要素を取り入れること。
視聴者の感情を揺さぶり、物語に深みを持たせるためにも、これらの改善が求められています。
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