おむすび第10週(48)「人それぞれでよか」感想まとめ
震災後の時間軸が不明瞭で混乱
23話での震災後の展開は以下の通りでした:
- 震災5日目:永吉が登場。
- その2日後:糸島に到着。
しかし、48話では以下のように描かれています:
- 震災7日目:永吉が登場。
- 8日目:豆腐を持参。
- 9日目:野菜を届ける。
- 10日目:煮干しや魚を持参。
これにより、「永吉が3日間神戸に滞在した」という矛盾が浮かび上がります。視聴者としては時系列が合わないことで、物語の整合性に疑問を感じました。この不整合により「まるでパラレルワールドを見ているようだ」と感じる声もあります。
設定の浅さが目立つ描写
以下の点で「プロに対するリスペクトが足りない」との批判が集まっています:
- 「パン屋でもはじめるか」という軽い一言でパン屋が開業される。
- 栄養士やコーチがいないまま運営される社会人野球チーム。
- 土地勘のない人物が簡単に食料を調達できるボランティア活動。
これらの描写はリアリティを欠いており、視聴者の感情移入を妨げています。
主人公たちの行動が過剰で共感を得られない
美佐江と仲直りさせたい結の行動が「おせっかいすぎる」という批判も。さらに、ナベさんがやりたくないと明言しているにも関わらず、中古の靴を大量に仕入れてリメイクを押し付けるあゆみの行動は「恐怖を感じるレベル」との感想も見られます。このような行き過ぎた行動により、主人公たちの行動が「何様なのか」と視聴者に疑問を抱かせています。
キャラクター設定の矛盾と改変
サッチンのキャラクター設定が突然変わった点にも不満が噴出しています。もともと「若い男性が苦手で、それを隠すために強気で振る舞う」というリアルな性格が描かれていたはずが、48話では完全に別人のような行動に変わっています。視聴者としては、「以前のリアルで愛おしいキャラのままでいてほしかった」という意見が目立ちました。
結末が予測可能すぎるストーリー展開
ナベさんに無理やりデコレーションさせるために靴を仕入れるという展開は、「どうせナベさんが美しく仕上げて終わる」と予測できるため、物語への期待感が薄れます。視聴者の中には「そんなことあるかよ」と冷めた反応を示す声もあり、先の読めるストーリーが興ざめの一因となっています。
まとめ:視聴者の共感を得られない要因
おむすび第10週(48)では、時系列の混乱、設定の浅さ、主人公たちの過剰な行動、キャラクター設定の矛盾、予測可能な展開が重なり、「つまらない」という感想を生む結果となりました。リアリティやキャラクターへの愛着を大切にしながら物語を進めることで、より多くの視聴者に共感を得る作品になることが期待されます。
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